ソウルでワンデー脂肪吸引を考える方へ:回復まで本当に1日で終わるのか
いいえ。ワンデー脂肪吸引の「1日」は、手術を受けてその日のうちに帰宅するという意味で、回復が1日で終わるという意味ではありません。静脈麻酔と局所麻酔で行う同じ脂肪吸引の手術で、1日で無理なく行える分に範囲を絞ることがポイントです。内出血と腫れは最初の数日がいちばん目立ち、ラインは数か月かけて落ち着きます。範囲が広い場合は、一度に行うより分けて行うほうが適しています。ソウルでの短い滞在をご予定なら、まず部位の写真を送り、日程に合った範囲を相談することができます。

「ワンデー」とはどういう意味ですか?
「ワンデー脂肪吸引」という名前は、回復が短い、体への負担が軽い施術のように聞こえるかもしれません。けれども、ボニータクリニックでいうワンデーは少し違います。手術の範囲と回復の負担を考えて、1日で無理なくできる分だけを行う方法で、速さよりも負担を減らすための「ワンデー」です。
手術の方法は通常の脂肪吸引と同じです。ボニータクリニックでも静脈麻酔と局所麻酔を併用する手術として行い、日帰りで、抜糸があります。
1日で扱う範囲(例)
| 「ワンデー」が意味すること | 「ワンデー」が意味しないこと |
|---|---|
| 手術を受けてその日のうちに帰宅する | 回復が1日で終わる |
| 1日で無理なくできる範囲に限る | 1日でできるだけ多くの部位を行う |
| 同じ脂肪吸引の手術(静脈麻酔+局所麻酔) | 注射や機械で行う手術ではない施術 |
| 範囲を絞ることで手術の負担を減らす計画 | 名前だけでより安全だという意味 |
範囲を絞ると、次に見るように、リスクを高める要因のいくつかを減らすことができます。ただし「ワンデー」という名前そのものが安全を意味するわけではありません。安全は、範囲、体の状態、術後の観察とケアによって決まります。
なぜ範囲を絞るのですか?
リスクを高める要因は、大きく四つに分けて考えることができます。取る量、部位の数、ほかの手術と同時に行うか、そして手術時間です。
量と部位の数
米国形成外科学会の脂肪吸引に関する診療勧告は、吸引量と吸引する部位の数が増えるほど、合併症のリスクは避けられず高くなるとまとめています。総吸引量(脂肪といっしょに出る液体も含めた量)5,000cc以上の大量脂肪吸引は、病院や認定・許可を受けた施設で行い、一晩観察するよう勧めています。場合によっては、大きな範囲を何回かに分け、ほかの手術と同時に行わないほうがよいとも書いています。1
ほかの手術と同時に行う場合
脂肪吸引31,010件を分析した研究では、脂肪吸引だけを行った場合の重大な合併症は0.7%(1,000人に7人ほど)でした。ところが、ほかの美容手術と同時に行った場合、重大な合併症の相対リスクは4.81でした。言い換えると、脂肪吸引だけの場合に比べて、重大な合併症が約4.8倍起こりやすかったことになります。年齢とBMI(身長に対して体重がどのくらいかを表す数値)も、それぞれ単独でリスクを高める要因でした。2
手術時間
手術時間も影響します。形成外科の手術1,753件を分析した研究では、手術時間が1時間延びるごとに合併症が起こる見込み(オッズ)が21%ずつ高くなり、3時間を超えるとリスクがはっきり高くなりました。3 この研究は複数の手術を一度に行った例が大半なので、脂肪吸引だけの場合にそのまま当てはめることはできません。それでも同じ方向を示しています。脂肪吸引の出血量は体重や手術時間などによって変わり、2時間を超える手術は血栓(血のかたまり)の危険因子とされています。4
範囲を絞る理由
| しないこと | こうします |
|---|---|
| 1日で終えるために範囲を広げる | ワンデーに合う部位と量を先に判断 |
| 一度の手術で全身を扱う | 範囲が広ければ分けて行う |
| ワンデーだからと結果を急ぐ | 体型を重く見せている所だけを調整し、術後の状態まで考える |
この表は、ボニータクリニックがワンデー脂肪吸引で守っている原則です。範囲・同時手術・手術時間とリスクに関する先ほどの勧告や研究とも同じ方向です。
ワンデーが合うのか、分けるほうがよいのか
ボニータクリニックでは、ワンデーが合う場合として次を挙げています。
- 特定の部位のボリュームが体型の印象をぼやけさせている
- 回復期間が負担になる、または早く日常に戻る必要がある
- 劇的な変化より、整った変化を望んでいる
反対に、いくつもの部位を広く減らす必要がある場合や、ほかの手術も一緒に希望する場合は、1日ですべてを行うために範囲を広げるより、分けて進めるほうが上の根拠にも合っています。
範囲による進め方の違い
1特定の部位が体型をぼやけさせている
1日で無理のない分だけを減らし、その日のうちに帰宅します
ワンデー脂肪吸引
2いくつもの部位を広く減らしたい
回ごとに範囲を絞り、あいだに回復期間を置きます
分けて行う
3ほかの手術も一緒に受けたい
1日ですべて行おうと範囲を広げるより、分けて行うほうが根拠に合います
分けて行う
4総吸引量が5,000cc以上になる
一般に、病院や認定施設で行い一晩観察することが勧められています
大量脂肪吸引
体の状態も判断に入ります。年齢とBMIが高いほど、重大な合併症のリスクは高くなります。2 喫煙、血液が固まりやすい体質(血液凝固の異常)、ピル・ホルモン剤の服用など、血栓のリスクを高める条件があれば、手術の計画と予防策を変えます。14 こうした理由から、同じ部位でも、ワンデーで行うか、分けるか、別の方法が合うかは人によって違います。
日帰りのあと、最初の夜と最初の1週間はどう過ごしますか?
手術の日に帰宅するということは、回復の最初の段階がクリニックの外で続くということです。米国形成外科学会の勧告は、吸引量によって数時間から一晩の観察が必要だとしています。退院の前には、意識がはっきりし、バイタルサイン(血圧・脈拍・呼吸などの基本的な体のサイン)が安定している必要があります。1
1990年代後半の米国の調査では、まれに起きた脂肪吸引後の死亡例のうちかなりの数が、退院した最初の夜に起きていたと報告されています。そして長い手術のあとは鎮静薬や麻酔薬の影響が残ることがあるので、最初の夜は注意深く見守るよう勧めていました。5 古い資料で、今の手術や麻酔の方法とは違いがあります。それでも、手術の日にひとりで帰ったり、ひとりで夜を過ごしたりしないよう前もって準備しておくことが、この勧告の趣旨に合っています。
最初の数日は、次のことを覚えておくと安心です。
- 最初の48〜72時間(2〜3日)は、内出血と腫れがはっきり出ます。圧迫着と圧迫ストッキングは、ふつう数週間着用します。1
- 早めに歩き始めると、血栓のリスクを大きく減らせます。無理のない範囲で、こまめに歩きましょう。4
- 息苦しさや胸の痛み、片方のふくらはぎの痛みと腫れ、日ごとに強くなる痛み、傷のまわりの熱感やうみがあれば、待たずにすぐ知らせてください。1
日帰りのあと、最初の数日
回復にはどのくらいかかりますか?
ワンデー脂肪吸引も、回復は通常の脂肪吸引と同じ流れをたどります。範囲が小さければ負担は軽くなることがありますが、腫れが引いてラインが見えてくるまでには時間がかかります。
ワンデー脂肪吸引後の回復の流れ
あるレビュー(多くの研究をまとめた論文)による経過は次のとおりです。4
- 腫れ:最初の1〜2週は少し増え、2〜3週ごろに硬く感じられ、6〜8週かけてやわらかくなります。範囲によっては、3か月ごろにもとの感触に近づきます。
- 内出血:7〜10日に最も濃く、たいてい2〜4週のあいだに消えます。
- 圧迫着:ふつう4〜6週着用します。
もとの感触に戻る時期は、手術の範囲によって違うと説明されています。4 いつから日常生活や仕事に戻れるかは、部位と範囲、お仕事の内容によって変わるため、相談で一緒に決めます。
ボニータクリニックの考え方
ワンデー脂肪吸引の進め方
- 1部位と量の判断ワンデーに合う部位と量かを先に判断
- 2範囲を決める1日で無理のない分だけ
- 3手術静脈麻酔+局所麻酔、重く見える所だけ調整
- 4日帰り圧迫着を着用、腫れ・内出血のケアを説明
- 5落ち着く時期腫れが引いてラインが見えてくる
範囲が広ければ一度に行わず、分けて進めます
ボニータクリニックでは、ワンデー脂肪吸引を手術として行い、静脈麻酔と局所麻酔を併用し、日帰りで、抜糸があります。手術直後は圧迫着を着けて腫れと内出血をケアし、回復の途中も圧迫着を続けながら軽い活動から始めます。腫れが引くとラインが見えてきて、脂肪注入を併用した場合は定着(生着)を確認します。ダウンタイムと通院の日程は、範囲とお体の状態によって異なります。
ソウルで相談できる治療の選択肢
ボニータクリニックは1995年の開院から同じ場所にあり、ブラジルの形成外科専門医であるチョン・グァンソプ代表院長が自ら診療しています。短い日程で相談できるのは、診療ページにある次の内容です。
- 体型の印象をいちばんぼやけさせている部位のワンデー脂肪吸引(1日で無理のない範囲で)
- 広い範囲のボディラインを、回復期間をはさんで分けて行う方法(脂肪吸引)
- ゆるみそうな皮膚をリニュビオンで同時に引き締めるかどうか(リニュビオン ラインリフティング)
- 以前の手術で残ったへこみや左右差の修正(別に計画、脂肪吸引の再手術)
ワンデーの範囲が合うかどうかは、診察のあとに決まります。
方法と費用が人によって変わる理由
同じ「ワンデー脂肪吸引」でも、1日に合う範囲は人によって違うため、計画も大きく変わります。
- ワンデーに合う部位はどこか
- 広い範囲を分けて行うか
- 予想される吸引量
- 麻酔:静脈麻酔+局所麻酔
- 脂肪移植や皮膚の引き締めを加えるか
- 体の状態と血栓のリスク
対面診察のあとに最終的な計画とお見積もり
最終的なお見積もりは、対面診察で部位とその日の範囲が決まってからご案内します。
写真でわかること、対面診察が必要なこと
ソウルでの滞在が短い場合ほど、写真での事前相談が役に立ちます。渡航前に範囲についての最初の話し合いができるからです。ただし、1日という範囲があなたに合っているかどうかは、写真だけでは決められません。
写真でわかること
- いちばんふくらみが目立つ部位
- 正面・横・後ろの全体のバランス
- 希望する部位の数
- 以前の施術の傷あと
対面診察が必要なこと
- 部位ごとの脂肪の厚み
- 皮膚の弾力
- 1日という範囲が合っているか
- 持病・服用中の薬・血栓のリスク
- 以前の手術による癒着
写真は立った姿勢で、正面・左右・後ろから同じ明るさで撮ってください。いちばん気になる部位と次に気になる部位、滞在できる日数もお知らせください。写真と渡航の予定をメッセージでお送りいただけます。
来院と回復の計画
事前に確定しているのは、上記の案内にある静脈麻酔と局所麻酔による手術、日帰り、抜糸、圧迫着です。ソウルに何日滞在するか、いつ診察に来るか、いつ移動できるかは「ワンデー」という言葉で決まるのではなく、部位と範囲に合わせて相談の際に一緒に決めます。
長時間のフライトと手術は、それぞれ血栓のリスクを高め、重なるとさらに高くなります。一般的な目安として、米国形成外科学会は脂肪吸引のような体の手術のあと、飛行機に乗るまで5〜7日待つことを勧めています。6 これは一般的な目安で、当院が約束できる日付ではありません。実際の時期は手術の範囲、血栓のリスク、回復の様子によって決まり、日帰りだからといってこの期間が短くなるわけではありません。
最初の夜は、クリニックから一緒に帰って付き添ってくれる人を手配し、クリニックの連絡先を手元に置いてください。帰国後に息苦しさ、胸の痛み、ふくらはぎの痛みや腫れ、傷の赤み・熱感・分泌物が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。1
よくある質問
1日で複数の部位を受けられますか?
受けられますが、回復できる範囲に限ります。範囲が広い場合は分けて行うことをお勧めしています。吸引量と部位の数が増えるほどリスクが上がり、大きな範囲は分けたほうがよいという勧告とも同じ方向です。1
ワンデーは通常の脂肪吸引よりリスクが低いのですか?
同じ脂肪吸引の手術なので、名前だけでリスクが変わることはありません。リスクは吸引量、部位の数、ほかの手術との同時施術、手術時間、年齢やBMIなどによって変わり、123 ワンデーはこのうち範囲を1日で無理のない分に絞る計画です。術後の観察とケアが大切な点も変わりません。
翌日から仕事に行けますか?
部位と範囲、お仕事の内容によって異なります。最初の48〜72時間は内出血と腫れがはっきり出て、圧迫着も着け続けるため、1 復帰の時期は相談で範囲を決めるときに一緒に計画するのがよいでしょう。体を使うお仕事なら、より余裕をもつほうが安心です。
手術の翌日に帰国の飛行機に乗れますか?
手術直後のフライトは血栓のリスクを高めるため、一般的な目安では体の手術のあと数日待つことが勧められています。6 いつ移動できるかは範囲と回復の様子を見て医師と決めるので、手術を予約する前に渡航の日程をお知らせください。
相談前に準備しておくとよいこと
- いちばん気になる部位一〜二か所と、その次に気になる部位
- 使える日程:到着日、滞在できる日数、仕事に戻る日
- 手術当日に一緒に帰り、その夜付き添ってくれる人
- 服用中の薬(血液をさらさらにする薬、ピル・ホルモン剤を含む)、喫煙の有無、これまでの手術歴
- 立った姿勢で正面・横・後ろから撮った写真
ボニータクリニックはソウル市瑞草区江南大路565の3階、地下鉄7号線論峴駅8番出口から徒歩約100mのところにあります。詳しくはワンデー脂肪吸引のページと脂肪吸引のページ、部位の選び方は脂肪吸引ガイド、以前の手術の問題が残っている場合は脂肪吸引の再手術ガイドをご覧ください。
参考資料 (6)
本文の説明の根拠となる資料です。研究結果は一般的な傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。
- Iverson RE, Lynch DJ; ASPS Committee on Patient Safety. Practice advisory on liposuction. Plast Reconstr Surg. 2004;113(5):1478-1490.doi:10.1097/01.prs.0000111591.62685.f8米国形成外科学会の脂肪吸引に関する診療勧告(全文):吸引量と部位数が増えるとリスクが上がること、総吸引量5,000cc以上は病院・認定施設で一晩の経過観察、大きな範囲は分けて行いほかの手術と組み合わせないこと、吸引量に応じて数時間または一晩の観察、退院の基準、48〜72時間の内出血・腫れと数週間の圧迫着、血栓・感染の兆候
- Kaoutzanis C, Gupta V, Winocour J, et al. Cosmetic Liposuction: Preoperative Risk Factors, Major Complication Rates, and Safety of Combined Procedures. Aesthet Surg J. 2017;37(6):680-694.doi:10.1093/asj/sjw243脂肪吸引31,010件のコホート(要旨):脂肪吸引のみの重大な合併症は0.7%、ほかの手術と組み合わせた場合の相対リスク4.81、病院での手術・年齢・BMIも危険因子
- Hardy KL, Davis KE, Constantine RS, et al. The Impact of Operative Time on Complications After Plastic Surgery: A Multivariate Regression Analysis of 1753 Cases. Aesthet Surg J. 2014;34(4):614-622.doi:10.1177/1090820X14528503形成外科手術1,753件の後ろ向き解析(要旨):手術時間が1時間増えるごとに合併症のオッズが21%上昇し、3時間を超えるとリスクが明らかに高まる。多くが複合手術で、脂肪吸引単独のデータではない
- Dixit VV, Wagh MS. Unfavourable outcomes of liposuction and their management. Indian J Plast Surg. 2013;46(2):377-392.doi:10.4103/0970-0358.118617レビュー(全文):腫れ・内出血の経過(範囲によって約3か月)、圧迫着4〜6週間、出血量を左右する要因(体重・手術時間)、2時間を超える手術と血栓リスク、手術時間を短くし長い手術と組み合わせないこと、早期の歩行
- Grazer FM, de Jong RH. Fatal outcomes from liposuction: census survey of cosmetic surgeons. Plast Reconstr Surg. 2000;105(1):436-446.doi:10.1097/00006534-200001000-000721990年代後半の米国美容形成外科医への調査(要旨):まれな死亡例の多くが退院後の最初の夜に起きており、長い手術のあとは鎮静薬・麻酔薬の影響を最初の夜に注意深く観察するよう勧めている。古いデータ
- American Society of Plastic Surgeons. Briefing Paper: Cosmetic Surgery Tourism. plasticsurgery.org (accessed Oct 2026). 2026.米国形成外科学会の資料(公式ページ):長時間のフライトと手術はそれぞれ血栓・肺塞栓のリスクを高め、重なるとさらに高まること、体の手術後に飛行機に乗るまでの一般的な目安
この記事について
この記事では、一般的な医学情報とボニータクリニックの診療方針を分けてご説明しています。判断は一人ひとりの状態によって変わるため、診察の代わりにはなりません。


