ソウルで口唇裂鼻の修正を考える大人の方へ:子どもの頃の手術の後でも、何を整えられるのか
成長が終わった大人であれば、口唇裂による鼻の変形をあらためて修正することができます。一般的に、この時期が最終的な修正を行うタイミングです。ただし広い側の小鼻を縮めるだけでは足りないことが多くあります。ずれた鼻翼軟骨(小鼻の形をつくる軟骨)を本来の位置へ移し、必要に応じて軟骨移植で支えます。曲がった鼻中隔(鼻の中の仕切り)や鼻づまり、唇の傷跡とのバランスまであわせて計画します。目標は左右を鏡のように同じにすることではなく、目立つ差を減らし、鼻の構造と呼吸を整えることです。ソウルでの手術を検討中の方は、まず写真と手術歴を送っていただくと、どの方法が合いそうかを確認できます。

口唇裂鼻はどこが違うのですか?
口唇裂は、生まれつき上唇が割れている状態です。これにともなって生じる鼻の変形を、口唇裂鼻変形といいます。外から見ると、片側の小鼻が広いだけのように感じられます。しかし実際には、皮膚、軟骨、鼻の内側の粘膜、それを支える骨まで、いくつもの層が関わる問題です。1 乳幼児期に唇の手術を受けた後も、成長とともに鼻の左右差が悩みとして残り、大人になってから二次鼻形成術などの追加手術を考える方がいます。5
片側の口唇裂では、なぜ左右が違ってくるのですか?
片側の口唇裂では、口のまわりを囲む筋肉(口輪筋)が途切れたまま治ります。そのため、裂のない側へ引っ張る力だけが残ります。その結果、鼻柱(左右の鼻の穴の間の柱)と鼻中隔の前方が、裂のない側へ引き寄せられます。裂のある側の小鼻の付け根は、外側・下方へ引かれます。上顎の骨の支えが弱いと、その小鼻は後ろへ下がって見えます。1
下から見た片側の口唇裂鼻
小鼻の形をつくる鼻翼軟骨も、左右で異なります。裂側の軟骨は内側の脚が短く外側の脚が長く、鼻先の丸みが広く平たくなりやすい傾向があります。軟骨の上の縁が鼻の穴の内側へ巻き込まれて、小鼻が厚くかぶさって見えることもあります。鼻の穴の中に、膜のようなひだができることもあります。1 下の図は、正面から見た鼻にこうした特徴を示したものです。
裂側の鼻翼軟骨はどう違うか
両側の口唇裂はどうですか?
両側の口唇裂では、左右差は比較的少なめです。その代わり、鼻柱が短く左右の軟骨の間が離れているため、鼻先が低く広く見える特徴があります。鼻中隔はたいてい中央にありますが、幅が広く空気の通り道を狭めることもあります。1
このような形で現れます
| 気になる見た目 | その下にある原因 | 診察で確認すること |
|---|---|---|
| 片側の小鼻が低く広い | 裂側の鼻翼軟骨が下・外へずれている | 左右の軟骨の位置と形 |
| 鼻先が片側に寄る | 鼻柱と鼻中隔の前方が反対側へ引かれる | 顔の中心線とのずれ |
| 小鼻の付け根がへこんで見える | 上顎の支え不足、付け根が後ろへ下がる | 顎裂部骨移植・顎の手術の有無 |
| 鼻の穴の形が違う | 軟骨の巻き込み、鼻腔内のひだ、以前の傷跡 | 鼻の穴の内側の粘膜と傷跡 |
| 片側の鼻が詰まる | 鼻中隔の弯曲、裂側の鼻腔が狭い | 鼻の中の診察、詰まる側と程度 |
なぜ片側の鼻が詰まりやすいのですか?
口唇裂鼻の悩みは、見た目だけにとどまらないことが少なくありません。26件の研究をまとめた系統的レビュー(一つのテーマの研究を漏れなく集めてまとめた研究)で確認された内容は、次のとおりです。2
- 裂側の鼻腔は、反対側より狭くなっていました。
- 鼻中隔の前方は、裂のない側へ曲がっていました。
- 裂側では空気が通りにくくなっていました(空気抵抗が高い)。
ある研究では、吸った空気の91.5%が裂のない側を通り、裂側を通ったのは8.5%だけでした。2 わかりやすく言えば、呼吸のほとんどが片方の鼻の穴だけで行われていたということです。子どもの頃に段階的な手術を終えた後も、大人になって鼻づまりが残るという報告があることも指摘されています。2
二次鼻形成術後の呼吸を調べた29件の研究をまとめた別のレビューでは、手術後に鼻呼吸が改善したという結果が一貫して報告されました。3 ただしどちらのレビューも、含まれた研究の多くは根拠の水準が低く、評価方法もまちまちで、まだ合意された結論ではないとしています。23
そのため形の修正とあわせて、鼻中隔と鼻の中の構造を確認することが大切です。アレルギー性鼻炎のように粘膜から来る症状は、構造の修正とは別に治療が必要になることがあります。
いつ修正するのですか?
口唇裂の治療は一度の手術で終わるのではなく、成長段階に合わせて分けて進めるのが一般的です。最初の唇の手術のときに、鼻も一緒に整えることがあります。早い時期に軟骨の位置を直しても、鼻や顔の中央部の成長を妨げなかったとする研究があります。1 鼻中隔の手術は、成長を考えて思春期以降に回すのが原則です。軟骨移植で支える最終的な鼻の修正は、顔の成長が終わってから行います。1
口唇裂鼻の治療の一般的な順序
- 最初の唇の手術唇を閉じ、鼻も一緒に整えることがある
- 4〜6歳ごろ就学前に中間修正を行うことがある
- 9〜11歳ごろ顎裂部骨移植で小鼻の付け根を支える
- 成長が終わった後女性は約14〜16歳、男性は約16〜18歳以降に最終修正
- 顎の手術が必要なら上顎の位置を先に整えてから鼻を修正
大人はどの段階ですか?
大人はすでに成長を終えているため、この順序の最終修正の段階にあたります。ただし上顎が大きく後ろに下がっていて、上顎を前に出す手術が必要な場合は順序が変わります。その手術で小鼻の付け根の位置が変わるため、顎の手術を先に終えてから鼻を修正するのが原則です。1 口唇裂のある大人には、歯や顎の問題が残って顎矯正が必要な場合もあります。5 そのため歯科矯正や顎の手術の予定があれば、最初にお知らせください。
子どもの頃に受けた手術が多いほど、鼻の内外に瘢痕組織(傷あと組織)が増えます。すると次の手術で、組織を扱うことが難しくなります。1 そのため大人の口唇裂鼻の修正は、初めての鼻整形よりも、以前の手術記録と組織の状態を詳しく確認してから始めます。
修正の方向はどう決めますか?
同じ「曲がって見える鼻」でも、原因によって手を加えるべき構造が違います。下のカードは、目に見える悩みと、そのとき確認・検討することを組み合わせたものです。
気になる点ごとに確認する構造
1片側の小鼻が低く広いなら
鼻翼軟骨の位置と形を見て、幅を縮めるより軟骨の再配置をまず検討します
鼻翼軟骨の再配置
2鼻先が片側に寄っているなら
鼻柱と鼻中隔の前方の軸を見て、鼻中隔矯正もあわせて検討します
鼻中隔矯正
3片側の鼻がよく詰まるなら
鼻中隔の曲がりと鼻腔の広さを見ます。鼻炎など粘膜の症状は別の治療が必要なことも
4小鼻の付け根がへこんで見えるなら
上顎の支えと付け根の位置を見ます。骨の問題が大きければ骨移植や顎の手術が先のことも
小鼻の幅だけを縮めてはいけないのですか?
広く見える側の小鼻だけを狭める方法は、簡単に見えます。しかし軟骨がずれた位置は、そのまま残ります。ボニータクリニックでは、小鼻の幅だけを縮めると、時間が経つにつれて非対称が再び現れることがあると考えます。そのため、軟骨の位置を整え直す方法をまず検討します。また小鼻の付け根を狭めすぎると、鼻の穴の底が短くなったり、鼻の穴が小さくなったりすることがあります。小さくなった鼻の穴は、後から直すのが非常に難しいとされています。1
鼻と唇はいっしょに見ます
鼻だけを切り離して見ないことも大切です。鼻先の軸をまっすぐにしても、唇の傷跡や人中(鼻と上唇の間の溝)が片側へ引かれていれば、顔の中央がずれて見えることがあります。そこで鼻と唇、顔全体の比率の中で、どこまで変えるかを決めます。
それぞれの方法の役割は?
口唇裂鼻の修正は一つの手術というより、いくつかの方法をその人の構造に合わせて組み合わせる手術です。大人の最終修正では、オープン法と軟骨移植がよく選ばれます。1 オープン法とは、鼻柱に小さな切開を入れて皮膚を持ち上げ、鼻先の軟骨を直接見ながら扱う方法です。
修正で行うこと(例)
| 方法 | 行うこと | 知っておきたい点 |
|---|---|---|
| 鼻翼軟骨の再配置 | ずれた軟骨をはがして本来の位置へ移し、左右の鼻先の高さをそろえる | 裂側の軟骨はもともと弱く、支えの補強を併用することが多い1 |
| 軟骨移植(鼻中隔・耳介・肋軟骨) | 鼻柱の支柱、鼻先の支え、弱い小鼻の補強 | どの軟骨を使うかは必要な支えと残っている軟骨の量で決める4 |
| 鼻中隔矯正 | 曲がった鼻中隔の前方をまっすぐにし、鼻先の軸と空気の通り道を整える | 鼻が落ち込まないよう、鼻筋側と前方の支えの部分は残す1 |
| 小鼻の付け根の位置・大きさの調整 | 付け根の高さと鼻の穴の大きさを左右でそろえる | 狭めすぎると鼻の穴が小さくなり、直すのが難しい1 |
| 小鼻の付け根の土台の補強 | 上顎がへこんだ側を骨・軟骨などで支える | 骨の問題が大きければ顎裂部骨移植や顎の手術が先に検討されることもある1 |
鼻先を支えるために鼻中隔・肋軟骨・耳介軟骨を移植した、片側口唇裂の二次鼻形成術の研究23件(842人)をメタ解析(多くの研究を集めて計算し直した研究)でまとめて見ると、手術後に変形が残った割合は0.7%と低めでした。一方、再手術率は6.7%で、軟骨の種類によって差がありました。4 研究間の違いが大きく、対象人数も少ないという限界も指摘されています。4 そのため、どの軟骨がいつも優れているとはいえません。
表のうち、ボニータクリニックで行っている方法は四つです。鼻翼軟骨の再配置、耳介軟骨などの自分の軟骨の移植、左右の小鼻の大きさと高さの調整、必要に応じて併用を検討する鼻中隔矯正です。肋軟骨、小鼻の付け根の骨による補強、顎裂部骨移植、顎の手術は、一般的な医学情報として紹介しています。
回復はどうですか?限界は何ですか?
ボニータクリニックでは、口唇裂鼻の修正を手術で行います。全身麻酔または静脈麻酔(リラックス麻酔)を用い、日帰り(当日帰宅)で、抜糸があります。ダウンタイムと通院日程は、手術の範囲と個人の状態によって異なります。
| 時期 | よくある変化 | クリニックで行うこと |
|---|---|---|
| 手術直後 | 腫れとあざ、鼻のギプス | ギプスの管理と冷却の方法を案内 |
| 回復期 | 大きな腫れが引く | ギプスと抜糸、眼鏡など鼻に当たる刺激を避けるよう案内 |
| 落ち着く時期 | 鼻先の細かな腫れが引く | 最終的な形と左右のバランスを確認 |
どの手術でも、腫れ、出血、炎症、感染、神経損傷などの副作用が起こることがあります。口唇裂鼻には、ほかにも知っておきたい限界があります。
- 裂側の軟骨はもともと小さく弱いため、鼻先を支える力が弱くなりやすいです。1
- 以前の手術で鼻の穴の内側が縮んでいると、空気の通り道が狭くなる問題が、二次手術でよく一緒に扱われます。1
- 皮膚の厚さや傷跡、上顎の骨のように、手術で変えにくい差も残ります。
そのため、左右を鏡のようにそろえることは現実的な目標ではありません。目立つ差を減らし、鼻先の軸と空気の通り道を整え、唇と調和するバランスを見つけることが目標です。結果が落ち着いた後も差が残る場合は、補正の手術を検討することがあります。4
ボニータクリニックの考え方
ソウルで相談できる治療の選択肢
ボニータクリニックは1995年の開院以来、同じ場所で診療を続けています。ブラジル形成外科専門医のチョン・グァンソプ代表院長が、自ら診療します。口唇裂鼻について相談できるのは、診療ページに記載されている次の内容です。
- 鼻翼軟骨の位置と形、鼻中隔の弯曲、小鼻の大きさ・高さ、唇・人中との比率の分析
- ずれた鼻翼軟骨の再配置
- 支えが必要な場合の耳介軟骨などの自家軟骨移植
- 左右の小鼻の大きさと高さの調整
- 鼻中隔の弯曲で鼻が詰まる場合の鼻中隔矯正の検討
- 口元・人中の口唇裂手術の傷跡は、傷跡クリニックでの治療
どれが必要で、どの組み合わせと順序になるかは、診察の後に決まります。
方法と費用が人によって変わるのはなぜですか?
同じ「口唇裂鼻」でも、必要な手術は大きく異なります。病名よりも手術の範囲が、計画と費用を左右します。
- 片側か両側か、差の大きさ
- 再配置のみか、軟骨移植を併用するか
- 移植する軟骨:鼻中隔か耳介か
- 鼻中隔矯正が必要か
- 以前の手術による瘢痕組織
- 麻酔:全身麻酔か静脈麻酔か
対面診察の後に最終的な計画とお見積り
最終的なお見積りは、対面診察の後にご案内します。その時点で軟骨・鼻中隔・瘢痕組織を確認し、手術の範囲がはっきりするからです。写真で方向性はつかめても、範囲を確定することはできません。
写真でわかること、対面診察が必要なことは?
写真は最初の一歩として役立ちます。ただし口唇裂鼻で大切な判断の多くは、皮膚の下にあります。
写真でわかること
- 小鼻の高さと幅の左右差
- 鼻先と鼻柱の傾き
- 下から見た鼻の穴の形
- 唇の傷跡と人中のバランス
対面診察が必要なこと
- 軟骨の位置・強さ・形
- 鼻中隔の弯曲と鼻の中の通り道
- 瘢痕組織と皮膚の柔らかさ
- 移植に使える軟骨の量
- 小鼻の付け根を支える上顎
役立つ写真は、正面、左右の横顔、左右45度、そして両方の鼻の穴が写る下からの写真です。メイクをせず、明るく均一な光で撮ってください。以前の手術(唇の手術、鼻の手術、骨移植、顎の手術)の記録があれば、いつ受けたかを簡単にまとめていただくと役立ちます。写真と経歴を添えて、メッセージでご相談いただけます。
来院と回復の計画
事前に確定しているのは、上記の施術情報です。つまり全身麻酔または静脈麻酔での手術、当日帰宅、抜糸があること、最初の期間は鼻のギプスをつけることです。ソウルにどのくらい滞在するか、ギプスや抜糸の時期、通院の回数は、手術の範囲によって変わります。そのため相談の際に一緒に決めます。顎の手術も必要な場合は、手術の順序もその計画に含まれます。
手術直後は腫れとあざがあり、ギプスをつけたまま冷やします。大きな腫れが引くころにギプスと糸を外し、しばらくは眼鏡など鼻に当たる刺激を避けます。鼻先の細かな腫れは引くまでに時間がかかるため、最終的な形は後になってわかります。帰国後、赤み・熱感・痛み・分泌物が落ち着かずに強くなる場合は、早めに医師の診察を受けてください。日付入りの回復写真を残しておくと、その後の診察に役立ちます。
よくある質問
子どもの頃に何度も手術を受けました。それでも修正できますか?
成長が終わっていれば、修正を検討できます。手術の回数が多いほど瘢痕組織が増えて、組織を扱いにくくなります。そのため以前の手術の時期と内容を確認し、軟骨と傷跡を診察してから範囲を決めます。覚えている範囲の経歴でも役立ちます。
小鼻の大きさをそろえるだけではだめですか?
非対称が大きい側は、鼻翼軟骨の位置と形が反対側と異なって定着しています。そのため小鼻の幅だけを縮めると、時間が経つにつれて非対称が再び現れることがあります。鼻の穴を狭めすぎると小さくなりすぎる問題もあるため、軟骨の位置を整え直す方法をまず検討します。
鼻づまりもよくなりますか?
鼻中隔の弯曲や鼻腔の狭さによる鼻づまりであれば、鼻中隔矯正の併用を検討します。研究でも、二次鼻形成術後に呼吸がよくなったという報告は多くあります。ただし根拠は強くなく、鼻炎のように粘膜から来る症状は別の治療が必要になることがあります。どちら側がいつ詰まるかをお知らせください。
傷跡はどこに残りますか?
鼻の手術の傷跡は主に鼻の穴の内側と鼻柱に残り、時間とともに薄くなるよう管理します。目立ち方は、皮膚の状態や以前の傷跡によって異なります。
唇や人中の傷跡も治療できますか?
口唇裂の手術による口元・人中の切開の傷跡は、ボニータクリニックの傷跡クリニックの水痘・天然痘・口唇裂の傷跡の診療で扱っています。鼻の修正と傷跡の治療を同時に行うか、順番に行うかは、両方の状態を見て相談の際に決めます。
相談前に準備しておくとよいこと
- 受けた手術の時期と内容:唇の手術、鼻の手術、顎裂部骨移植、顎の手術(手術記録があれば一緒に)
- 鼻づまりがある場合、どちら側がいつひどいか、鼻炎の治療を受けているか
- 歯科矯正や顎の手術の予定があるか
- 写真:正面、左右の横顔、左右45度、下から
- 変えたいところと、変えたくないところ
ボニータクリニックは、ソウル市瑞草区江南大路565 3階、地下鉄7号線 論峴駅8番出口から徒歩約100mです。診療の流れは口唇裂鼻の整形ページでご覧いただけます。唇まわりの傷跡は、水痘・天然痘・口唇裂の傷跡と水痘・天然痘・口唇裂の傷跡ガイドにまとめています。何度も手術を受けた鼻の構造を立て直す手術は、鼻全体の再手術と鼻全体の再手術ガイドをご覧ください。
参考資料 (5)
本文の説明の根拠となる資料です。研究結果は一般的な傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。
- Kaufman Y, Buchanan EP, Wolfswinkel EM, et al. Cleft Nasal Deformity and Rhinoplasty. Semin Plast Surg. 2012;26(4):184-190.doi:10.1055/s-0033-1333886レビュー(全文):片側・両側口唇裂鼻の解剖(鼻翼軟骨の形、鼻柱と鼻中隔前方の非裂側への偏位、小鼻の付け根のずれ、上顎の低形成、鼻腔内のひだ)、成長段階に合わせた治療の順序(4〜6歳の中間修正、9〜11歳の顎裂部骨移植、成長後の最終修正、顎の手術の後に鼻)、移植と鼻中隔の原則、鼻孔狭小・鼻前庭狭窄・弱い鼻先の支えといった限界
- Chiang H, Shah R, Washabaugh C, Frank-Ito DO. Nasal airway obstruction in patients with cleft lip nasal deformity: A systematic review. J Plast Reconstr Aesthet Surg. 2024;92:48-60.doi:10.1016/j.bjps.2024.02.06126件の研究の系統的レビュー(全文):裂側の鼻腔が狭く抵抗が高い、鼻中隔前方が非裂側へ曲がる、ある研究では吸気の91.5%が非裂側・8.5%が裂側、大人でも鼻づまりが残る報告、研究の質の多くが低い(26件中24件)
- Yuan J, An Y. Improvement in nasal airway obstruction after secondary rhinoplasty for cleft lip: A systematic review. J Plast Reconstr Aesthet Surg. 2024;90:130-148.doi:10.1016/j.bjps.2024.01.02329件の研究の系統的レビュー(抄録):口唇裂の二次鼻形成術後に鼻呼吸の改善が一貫して報告されているが、根拠の水準は多くが低く、合意には至っていない
- Deng R, Wang Y, Zhang C, et al. Deformity and revision rates after secondary unilateral cleft lip rhinoplasty with different cartilage grafts: A systematic review and meta-analysis. J Craniomaxillofac Surg. 2025;53(7):873-880.doi:10.1016/j.jcms.2025.02.03023件・842人(12歳以上)のメタ解析(抄録):鼻中隔・肋軟骨・耳介軟骨の移植を用いた片側口唇裂の二次鼻形成術で変形が残る割合は低い(0.7%)が、再手術率は6.7%で軟骨の種類により差があり、研究間のばらつきが大きい
- Mahendran G, Cullinane RR, Shaye DA. The adult cleft lip and palate patient: beyond primary repair. Curr Opin Otolaryngol Head Neck Surg. 2026;34(4):265-270.doi:10.1097/MOO.0000000000001133レビュー(抄録):口唇口蓋裂の大人には鼻づまりや顎矯正が必要な歯・顎の問題が残ることがあり、二次鼻形成術などの追加手術を考えることがある。満足度は裂の型によって異なる
この記事について
この記事では、一般的な医学情報とボニータクリニックの診療方針を分けてご説明しています。判断は一人ひとりの状態によって変わるため、診察の代わりにはなりません。


