ソウルでの鼻整形後、飛行機はいつから乗れる?帰国日の決め方
鼻整形後に飛行機に乗れる日は、すべての方に同じ日数で決まっているわけではなく、手術の範囲と回復の経過によって変わります。術後しばらくはギプスの除去と抜糸、鼻血や腫れの確認が必要で、航空医学のレビューも耳・鼻・のどの手術直後のフライトには慎重になるよう勧めています。機内では気圧が下がって耳や副鼻腔の空気がふくらみ、長時間座っていると脚の静脈に血栓ができるリスクが高まります。ボニータクリニックでは、ギプスの除去と経過確認の通院を含めて、帰国日をカウンセリングで手術の範囲と回復に合わせて一緒に決めます。

鼻整形のあとに飛行機に乗る前、何を考えればよいですか
ソウルで鼻整形を受けて飛行機で帰国する場合、まず気になるのは「術後何日で乗れるのか」だと思います。ただ、この質問にはすべての方に同じ日数でお答えすることができません。鼻先だけを整えたのか、鼻筋や鼻骨まで手を加えたのか、肋軟骨を使ったのかによって、ダウンタイムが変わるからです。日数の前に、飛行機が術後の体にどんな負担をかけるのかを知っておくと、帰国日はずっと決めやすくなります。
考えておきたいことは、大きく四つあります。
- 傷と鼻血:鼻の中や鼻柱(左右の鼻の穴のあいだの柱)の傷が治るまで、鼻血がにじむことがあります。
- ギプスと抜糸:ギプス(手術した鼻の形を支える固いカバー)を外し、抜糸をして、状態を確認する通院が残っています。
- 気圧の変化:機内は地上より気圧が低く、耳の奥や顔の骨の中にある空気の部屋の圧が変わります。
- 長時間座ること:長時間のフライトでは、脚の静脈に血栓(血管の中で血が固まったかたまり)ができるリスクが高まります。
この四つは、回復の異なる時期に、異なる形で影響します。下のカードは、出国前によくある状況を一つずつ示したものです。
出国前にこんな状態なら
1ギプスや抜糸がまだ残っているなら
外す日と経過確認の通院を入れて帰国日を決めます
回復の日程
2鼻血が止まらず続くなら
出国前に診察で確認し、日程をあらためて相談します
出血
3鼻が詰まり、耳がふさがりやすいなら
着陸前の耳抜きの方法と薬の使い方を事前に確認します
気圧
44時間を超えるフライトなら
こまめに体を動かし、弾性ストッキングなどの予防は医師と相談します
血栓の予防
術後の数週間、鼻では何が起きていますか
ボニータクリニックの鼻全体の整形は、静脈麻酔または全身麻酔で行い、入院せずに当日お帰りいただけます。抜糸があり、ギプスを外したあとも決められた日に通院して経過を確認します。回復期間と通院の日程は、手術の範囲と個人の状態によって異なります。同じ鼻の手術でも方法は少しずつ違い、たとえば鼻先だけを整える鼻先の整形は、静脈麻酔と局所麻酔を併用します。
術直後は腫れと内出血が出て、鼻の中も腫れるため、鼻で息をすると詰まった感じがすることがあります。傷が治るあいだは、鼻血が少しにじむこともあります。帰国日を決めるときに最も気をつけたいのが、まさにこの時期です。
では、鼻整形のあとに問題はどれくらい起こるのでしょうか。これを数字でまとめたシステマティックレビュー(決められた方法で関連研究を漏れなく集めて検討した研究)があります。条件に合う36本の研究を分析したところ、出血は研究によって0〜4.1%、感染は0〜4%、傷が開くことは0〜5%と報告されていました。2 わかりやすく言えば、ほとんどの方はこうした問題を経験しませんが、100人に数人の割合で出血や感染が起こりうるということです。この数字が帰国の計画で大切なのは、問題が起きたときに手術を受けたクリニックの近くにいるのと、何時間も機内にいるのとでは、できる対応がまったく違うからです。
腫れも一度に引くわけではありません。鼻整形後の腫れは数か月かけてゆっくり引き、鼻先に残る腫れが最後まで残ります。腫れが引く速さを3次元撮影で測った研究は、わし鼻(ハンプ)手術のガイドでグラフにまとめています。帰国時に腫れが残っているのはよくあることで、残った腫れを自宅でどう見守るかも同じくらい大切です。
手術から帰国後まで、一般的な回復の流れ
- 手術当日当日帰宅・ギプスで固定
- 最初の数日腫れ・内出血・鼻づまり、鼻血がにじむことも
- ギプス除去・抜糸決められた日に通院して外し、状態を確認
- 経過確認のあと帰国鼻血・傷・腫れを見て出国できるか確認
- 帰国後の数か月残った腫れがゆっくり引き、形が落ち着く
機内は体にとってどんな環境ですか
飛行機は高い空を飛びますが、機内は外のように空気が薄くならないよう気圧を調整しています。それでも地上と同じではありません。航空機での移動にともなう医学的問題をまとめたレビュー(複数の研究をまとめた論文)によると、巡航中の機内の気圧は標高およそ1,500〜2,400mの気圧と同じくらいです。1 高い山に登るとお菓子の袋がふくらむように、気圧が下がると気体の体積は大きくなります。同じレビューは、このとき体の中の空間にある空気が約30%ふくらむと説明しています。1
体の中の空間とは、鼓膜の奥にある小さな空気の部屋である中耳や、額や頬の骨の中にある空気の袋である副鼻腔などのことです。ふだんは細い通り道で外とつながっているので、圧は自然に合います。けれども通り道がうまく開かないと内外の圧に差ができ、詰まった感じや痛みが出ることがあります。
機内の空気そのものも体に影響します。同じレビューは、機内の空気に関連して、乗客や乗務員が目の乾きや鼻づまりを訴えることを取り上げています。1 術後にすでに鼻が詰まりやすい時期なら、この不快感がより強く感じられるかもしれません。
機内で鼻と耳に起こること
一方で、まだわかっていないこともあります。手術したばかりの鼻が気圧によってどれだけ腫れるのかを直接測った研究は見つかりませんでした。ですから、気圧を漠然と心配するよりも、根拠のある出血・耳の圧・長時間座る時間を中心に計画するほうが現実的です。
飛行機で耳が詰まるのはなぜですか
中耳の圧を合わせているのは耳管です。耳管は、中耳と鼻の奥ののどの上部をつなぐ細い管です。つばを飲み込んだりあくびをしたりすると耳が「ポン」と抜ける感じがしますが、これが耳管の開く瞬間です。
耳の圧外傷(気圧の変化による耳のけが)を扱ったレビューは、耳管が中耳と外の圧の差をうまく合わせられないときに問題が起こると説明しています。上昇時にも起こりますが、降下時のほうが多く見られます。症状は耳が詰まった感じ、耳の痛み、聞こえにくさで、重いと鼓膜が破れることもあります。6
耳管の入口は、鼻の奥の突き当たり、鼻とのどがつながる上咽頭にあります。そのため、術後に鼻が詰まっている時期に飛行機に乗るなら、着陸前の耳抜きの方法を前もって知っておくと安心です。このとき一つ注意があります。鼻をつまんで強く息を吹き込んで耳を抜く方法は、手術した鼻を押さえ、鼻の中に圧をかけます。術後まもない時期にこの方法を使ってよいかは、出国前の診察でご確認ください。つばを飲み込む、あくびをするなど、鼻に触れない方法から試せます。
耳が痛いときの飲み薬や点鼻薬は効きますか
同じレビューがまとめた三つのランダム化比較試験(無作為に二つのグループに分けて比べた研究)の結果は、分かれていました。飲む鼻づまりの薬であるプソイドエフェドリンは、飛行機で耳の痛みをくり返していた大人では痛みを減らしましたが、子どもでは効果がありませんでした。降下が始まる30分前に使ったオキシメタゾリンの点鼻薬では、はっきりした差は出ませんでした。6 鼻の手術のあとは、鼻の中に薬を噴霧すること自体を傷の状態で判断する必要があります。どの薬もご自身で決めず、処方と指示に従ってください。
鼻血が出たら、フライトはどうすればよいですか
術後に鼻血が少しにじむことと、止まらずに続くことは分けて考えます。出国前の診察では、鼻血が止まっているか、傷が安定しているかをあわせて確認します。鼻血が続いているなら、フライトを延ばして日程を相談し直すほうが安心です。機内ではすぐに診察を受けることが難しいからです。
フライト中に鼻血が出たら、次のようにしてください。
- 頭を後ろに反らさず、まっすぐ座って少し前かがみになります。血がのどの奥に流れ込まないようにするためです。
- 清潔なガーゼやティッシュを鼻の下に軽く当て、鼻を強くかんだりこすったりしません。
- 鼻を押さえて止血してよいか、どこを押さえるかは、術後に受けた説明に従います。
- 止まらない、または量が多いときは客室乗務員に伝え、到着したらすぐに受診します。
もう一つ知っておきたいことがあります。血栓を防ぐ薬(ヘパリン注射、アスピリンなど)は血を固まりにくくするため、出血が増えることがあります。術後まもない時期は、血栓の予防と出血のリスクを比べて考える必要があります。こうした薬は、手術をした医師に相談せずに自己判断で使わないでください。
長時間フライトと血栓、鼻の手術を受けた人にも関係ありますか
脚の深い静脈に血栓ができることを深部静脈血栓症、そのかけらがはがれて肺の血管をふさぐことを肺塞栓症といいます。長く座っているとふくらはぎの筋肉が動かず、脚の静脈の血がゆっくり流れるようになり、これが血栓の下地になります。
長く座っているときのふくらはぎの静脈
移動と血栓の関係は、メタアナリシス(複数の研究を集めて計算し直した研究)でまとめられています。14本の研究から血栓の患者4,055人を集めたこの分析では、移動した人の血栓のリスクは移動しなかった人の約2倍でした。比較するグループの選び方による偏りを除いた分析では、約2.8倍でした。また、飛行時間が2時間長くなるごとに、リスクは約26%ずつ高くなりました。3 わかりやすく言えば、フライトが長いほど脚の静脈に血がとどまる時間が長くなり、リスクも高まるということです。ただし、この分析に含まれた研究はすべて欧米で行われたものです。3
では、鼻整形そのものはどうでしょうか。米国の保険請求データで、2007〜2016年に鼻整形を受けた55,287人を調べた研究では、血栓は111人に起こりました。5 約0.2%、おおよそ500人に1人の割合で、まれな合併症です。ただし、リスクの大きさは人によって違いました。以前に血栓を起こしたことがある人は、血栓の起こりやすさが約53倍と最も高くなっていました(オッズ比52.8。二つのグループの起こりやすさを比べた値)。手術で肋軟骨を採取した場合は約4.6倍、41〜60歳は約2.65倍、61〜74歳は約2.4倍で、炎症性腸疾患(腸の炎症が長く続く病気)もリスクを高めていました。5 なお、この研究は米国の保険請求の記録をさかのぼって調べたもので、ほかの国の方に数字をそのまま当てはめるには限界があります。5
鼻整形後の血栓:どれくらいまれで、何がリスクを上げるか
診療ガイドラインもこの点を反映しています。米国血液学会の2018年の診療ガイドライン(専門学会が根拠を検討してつくった診療の推奨)は、4時間を超える長距離移動を別に扱っています。リスク因子のない人には、弾性ストッキング、血栓予防の注射、アスピリンを使わないことを提案しています。一方、最近手術を受けた人のように血栓のリスクがはっきり高い人には、弾性ストッキングか予防量の低分子ヘパリン(血栓を防ぐ注射)を使うことを提案しています。4 ただし、これは根拠の確実性が非常に低い条件付きの推奨です。4 ストッキングや注射が必要かどうかは、手術の範囲、飛行時間、ご自身のリスク因子を見て、医師と一緒に決めます。
では、いつ乗れますか。決まった日数はありますか
前述の航空医学のレビューは、「一般に飛行機に乗るのを避けるよう勧められる状況」を表にまとめています。この表には、耳・鼻・のどの手術から10〜14日たっていない場合が、消化器・胸部・神経の手術とともに含まれています。1 ただし、この表は多くの手術を大きくまとめた一般的な目安で、鼻整形だけを調べて決めた期間ではありません。「この日を過ぎれば大丈夫」という意味ではなく、術後およそ最初の2週間は飛行機により慎重になる時期だという参考として受け取るのが正確です。
実際の日程は、次の条件によって変わります。
- 手術の範囲:鼻先だけを整える手術と、鼻骨に手を加えたり肋軟骨を使ったりする手術では、回復が違います。他院修正のように以前に手術を受けた鼻は、回復をより慎重に見守ります。
- 回復の経過:鼻血が止まったか、傷がよくふさがったか、腫れと痛みが引いてきているかを見ます。
- フライトの条件:4時間を超えるフライトか、乗り継ぎで移動全体が長くなるかを見ます。
- ご自身の血栓のリスク:血栓の既往、年齢、肥満、ホルモン剤(ピル・ホルモン療法)、妊娠の有無をあわせて見ます。45
出国前の診察で、いまの状態は?
- 鼻血が止まり、傷が安定している診察で確認したうえで予定どおり帰国
- 鼻血が続く、または痛み・腫れが強くなっている出国前に再診・日程の調整を相談
- 血栓の既往・肋軟骨の採取・4時間超のフライト歩く・弾性ストッキングなどの予防を事前に医師と相談
ボニータクリニックでは、カウンセリングでこれらの条件をあわせて確認し、ギプスの除去と経過確認の通院を入れて帰国日を決めます。
機内ではどう過ごせばよいですか
航空医学のレビューは、水分をとる、アルコールとカフェインを控える、姿勢を変えたり歩いたりする、ふくらはぎを動かすといった方法を、根拠よりも常識に近い勧めとして紹介しています。1 弾性ストッキングには複数の研究をまとめた分析があり、根拠がもう少しあります。1
- こまめに動く:座っているあいだも足首を上下に動かし、ふくらはぎの筋肉をこまめに使います。安全なときは通路を歩くのも役立ちます。1
- 座席を選ぶ:通路側以外の席(窓側・中央)は動きが少なく、こうした席で血栓がより多かったという報告があります。1 出入りしやすい通路側の席のほうが体を動かしやすくなります。
- 水分をとる:水を十分に飲み、アルコールとカフェインは控えめにします。1
- 弾性ストッキング:足首の圧が17〜30mmHgほどの弾性ストッキングは、フライト中の血栓のリスクを減らしうるとまとめられています。1 術後まもない時期なら、はくかどうか、どれを選ぶかを先に医師と相談してください。4
- 鼻を守る:鼻を強くかんだりこすったりしません。メガネやマスクが鼻筋を押さえないようにし、術後に受けたケアの説明を機内でもそのまま守ります。
- 耳抜き:飛行機が降下を始めたら、つばを飲み込んだりあくびをしたりして耳の圧を合わせます。
- 薬を手元に:処方された薬は機内に持ち込み、時差で飲む時間が変わるときの調整を事前に確認しておきます。
帰国後は何に気をつければよいですか
帰国後も回復は続きます。次のような変化があれば、様子を見すぎずに受診してください。
- 鼻血が止まらない、または量が多いとき
- 痛み・赤み・腫れが引かず、むしろ強くなるとき、熱が出たとき
- 片方の脚がむくんで痛む、急に息が苦しくなり胸が痛むとき。血栓のサインのことがあり、救急の受診が必要です。
血栓は、フライトの直後だけにできるわけではありません。ガイドラインが根拠にしたシステマティックレビューは、4時間を超えるフライトのあと4週間以内に症状が出た血栓まで調べています。4 到着後の数週間は、脚のむくみや痛み、息苦しさに気をつけてください。
現地の医療機関を受診するときは、手術日、手術の範囲(鼻筋・鼻先・鼻骨、軟骨を使ったかどうか)、飲んでいる薬を伝えてください。手術記録を受け取っていれば、一緒に見せるとよいでしょう。手術を受けたボニータクリニックにも、受診した内容をお知らせください。
同じ明るさと角度で正面と横顔の写真を日付ごとに撮っておくと、腫れが引いていく流れをご自身で確かめやすく、医師が経過を見るときにも役立ちます。残った腫れは数か月かけて引いていくので、帰国直後の見た目だけで焦らなくて大丈夫です。
ソウルで相談できる鼻整形の選択肢
ボニータクリニックは1995年の開院以来同じ場所で、ブラジルの形成外科専門医であるチョン・グァンソプ代表院長が診療しています。カウンセリングでご相談いただけるのは、当院の施術ページに記載している次の内容です。
- 鼻全体の整形:鼻筋・鼻先・小鼻・鼻唇角を、顔の比率に合わせて一緒に計画します。鼻筋はプロテーゼまたはご自身の組織で高さと幅を決め、鼻先は鼻中隔軟骨や耳介軟骨などご自身の軟骨で支えをつくります。小鼻が広い、鼻骨が広がっている場合は、同じ手術で縮小や骨切りを行います。鼻全体の整形をご覧ください。
- 鼻全体の再手術(他院修正を含む):以前の手術の方法とプロテーゼの状態、残っている軟骨と癒着の程度をまず確認します。必要に応じて、耳介軟骨・鼻中隔軟骨・肋軟骨などご自身の軟骨で構造を立て直します。鼻全体の再手術をご覧ください。
- 鼻先の整形:丸い・広い・低い・下がった鼻先の原因を分析し、支えを考えながら鼻先を整えます。鼻先の整形をご覧ください。
どれが合うか、ダウンタイムがどれくらいになりそうかは、診察の後に決まります。
方法と費用は、なぜ人によって変わるのですか
同じ「鼻整形」でも、必要な手術も、ソウルで過ごす回復期間も大きく変わります。計画と費用を左右するのは、どこまで手を加えるか、何を使うかです。
- 範囲:鼻筋・鼻先・小鼻・鼻骨
- 鼻筋の素材:プロテーゼか自家組織か
- 軟骨の採取部位:鼻中隔・耳・肋骨
- 初回の手術か再手術か
- 麻酔:静脈麻酔か全身麻酔か
- 帰国前に必要な通院の回数
対面診察の後、最終的な計画と費用をご案内
最終的なお見積もりは、対面での診察で手術の範囲がはっきりしてからご案内します。写真だけで方向性の見当はつけられても、手術の範囲と、それにともなう滞在期間までは決められません。
写真でわかること、対面診察が必要なこと
写真は相談の出発点として役立ちます。鼻の形やお悩みがはっきり伝わるからです。ただし、皮膚の厚さ、軟骨の強さ、鼻の中で何が起きているかは写真ではわかりません。
写真でわかること
- 横顔での鼻筋の高さとライン
- 鼻先の形と向き
- 小鼻と鼻筋の幅
- 以前の手術による目に見える変化
- いくつかの角度での顔のバランス
対面診察が必要なこと
- 鼻先の皮膚の厚さ
- 軟骨の強さと支え
- 鼻の中の鼻中隔と呼吸
- 以前の手術の癒着やプロテーゼ
- 既往歴から見る出血・血栓のリスク
役に立つ写真は、正面、左右の横顔、左右45度を、明るい場所で濃いメイクを落として撮ったものです。以前に鼻の手術を受けている場合は、その前の写真もあると参考になります。写真と一緒に、変えたいこと・変えたくないこと、おおよその渡航日程と飛行時間、血栓を起こしたことがあるかどうかもお知らせください。ソウルへの渡航を計画する前に、写真とご質問をメッセージでお送りいただけます。
ボニータクリニックの考え方
帰国日を決める流れ
- 1カウンセリングご希望・以前の手術・フライトの予定を伺い、範囲と回復の日程を決める
- 2手術静脈麻酔または全身麻酔・当日帰宅
- 3経過確認ギプスを外したあとも決められた日に通院
- 4帰国鼻血・傷・腫れを確認してから
実際の症例写真:鼻全体の整形
このガイドの基準となる、ボニータクリニックの鼻全体の整形の症例です。写真ごとの術後の期間は確認できなかったため記載していません。結果には個人差があります。

横・斜めの角度から見た鼻筋と鼻先

横顔で見た鼻筋のラインと鼻先の角度

斜めから見た鼻筋と鼻先
※ 施術前後の写真は個人によって結果が異なります。副作用が生じる可能性があるため、医師と十分にご相談のうえご判断ください。
よくある質問
ギプスを付けたまま飛行機に乗ってもよいですか
ギプスが付いていること自体よりも、ギプスを外して経過を確認する通院がまだ残っていることが、帰国日を決める目安になります。ギプスをいつ外すかは、手術の範囲と回復によって決まります。ボニータクリニックではギプスを外したあとも決められた日に通院していただいて経過を確認するため、帰国日はこの通院の日程とあわせて決めます。やむをえず日程が決まっている場合は、カウンセリングのときに前もってお伝えください。手術の範囲と回復の計画を立てるときに、その日程も一緒に考えます。
飛行機に乗ると鼻の腫れがひどくなりますか
機内の気圧が下がると、副鼻腔や中耳などの空間の空気がふくらみます。1 けれども、鼻整形後の腫れがフライトでどれだけ増えるのかを直接測った研究は見つかりませんでした。腫れはもともと数か月かけてゆっくり引くため、フライト後数日の小さな変化だけで判断するのは難しいものです。腫れが引かずに強くなる、痛みや赤みをともなう場合は受診してください。
弾性ストッキングは、はかなければいけませんか
すべての方に必要なわけではありません。米国血液学会のガイドラインは、4時間を超える移動で、リスク因子のない人にはストッキングを使わないことを、最近の手術のようにリスクがはっきり高い人にはストッキングか予防の注射を使うことを提案しています。ただし根拠の確実性は非常に低いものです。4 肋軟骨を使った場合や血栓の既往がある場合にリスクが高かったという研究もあるため、5 出国前に医師と相談して決めるとよいでしょう。
機内で耳が痛いとき、点鼻薬を使ってもよいですか
飛行機での耳の痛みに対する鼻づまりの薬や点鼻薬の効果は、研究によって分かれています。6 さらに鼻の手術のあとは、鼻の中に薬を使うこと自体を傷の状態で判断する必要があります。ご自身で使わず、出国前の診察で使える薬と方法を確認してください。鼻をつまんで息を吹き込む耳抜きについても、前もって確認しておくと安心です。
帰国後に問題が起きたら、どうすればよいですか
鼻血が止まらない、痛み・赤み・腫れが強くなっていく、熱が出たときは、お近くの医療機関を受診してください。片方の脚がむくんで痛む、急に息が苦しくなったときは救急の受診が必要です。受診の際は手術日、手術の範囲、飲んでいる薬を伝え、手術を受けたボニータクリニックにも受診した内容をお知らせください。
カウンセリングの前に準備しておくとよいこと
- 帰国便のおおよその日付、飛行時間、乗り継ぎの有無
- 血栓を起こしたことがあるか、飲んでいる薬(ピル・ホルモン剤・血液をサラサラにする薬を含む)と持病
- 以前の鼻の手術・フィラーの経歴と時期、あれば以前の手術記録
- 正面・横顔・45度の写真
- 変えたいことと変えたくないこと
ボニータクリニックは、ソウル市瑞草区江南大路565 3階、論峴駅(7号線)8番出口から徒歩約100mの場所にあります。手術そのものについては、鼻全体の整形のページと鼻全体の整形のガイドをご覧ください。以前の手術を修正する場合は鼻全体の再手術と鼻の再手術のガイドを、鼻先だけの手術は鼻先の整形と鼻先形成のガイドをご参照ください。
参考資料 (6)
本文の説明の根拠となる資料です。研究結果は一般的な傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。
- Silverman D, Gendreau M. Medical issues associated with commercial flights. Lancet. 2009;373(9680):2067-2077.doi:10.1016/S0140-6736(09)60209-9航空機移動の医学的問題のレビュー(PMC全文):巡航中の機内の気圧は標高約1,524〜2,438m相当、体内の空間の気体は約30%膨張、機内の空気に関連する目の乾き・鼻づまりの訴え、搭乗を避けるべき状況の表に「耳鼻咽喉の手術後10〜14日以内」を含む(表に出典の記載なし)、長距離フライトの血栓予防(水分補給、アルコール・カフェインを控える、姿勢を変える・歩く、ふくらはぎの運動、足首圧17〜30mmHgの弾性ストッキング)、窓側など動きの少ない席で血栓が多かったという報告
- Sharif-Askary B, Carlson AR, Van Noord MG, Marcus JR. Incidence of Postoperative Adverse Events after Rhinoplasty: A Systematic Review. Plast Reconstr Surg. 2020;145(3):669-684.doi:10.1097/PRS.000000000000656136本の研究のシステマティックレビュー(抄録):鼻整形後の有害事象を範囲で報告。出血0〜4.1%、感染0〜4%、傷の離開0〜5%、再手術が必要0〜10.9%など
- Chandra D, Parisini E, Mozaffarian D. Meta-analysis: travel and risk for venous thromboembolism. Ann Intern Med. 2009;151(3):180-190.doi:10.7326/0003-4819-151-3-200908040-0012914本の研究・血栓患者4,055人のメタアナリシス(抄録):移動した人の相対リスク2.0(紹介患者を対照にした研究を除くと2.8)、移動時間2時間ごとに18%、飛行時間2時間ごとに26%リスクが上昇。研究はすべて欧米のもの
- Schünemann HJ, Cushman M, Burnett AE, et al. American Society of Hematology 2018 guidelines for management of venous thromboembolism: prophylaxis for hospitalized and nonhospitalized medical patients. Blood Adv. 2018;2(22):3198-3225.doi:10.1182/bloodadvances.2018022954米国血液学会の診療ガイドライン(PMC全文で長距離移動の推奨17〜19を確認):4時間超の移動で、リスク因子のない人にはストッキング・ヘパリン・アスピリンを使わず、最近の手術や血栓の既往などリスクがはっきり高い人にはストッキングか予防量の低分子ヘパリンを提案(いずれも条件付き推奨、根拠の確実性は非常に低い)
- Okland TS, Wadhwa H, Patel PN, Most SP. Risk of Venous Thromboembolism Following Rhinoplasty. Aesthet Surg J. 2021;41(7):NP728-NP734.doi:10.1093/asj/sjaa427米国の保険請求データ研究(抄録):2007〜2016年に鼻整形を受けた55,287人中、静脈血栓塞栓症111人(深部静脈血栓症70・肺塞栓症41)。オッズ比:血栓の既往52.8、中心静脈カテーテル19.6、肋軟骨の採取4.6、41〜60歳2.65、炎症性腸疾患2.6、61〜74歳2.4
- Mirza S, Richardson H. Otic barotrauma from air travel. J Laryngol Otol. 2005;119(5):366-370.doi:10.1258/0022215053945723航空機移動による耳の圧外傷のレビュー(抄録):耳管が圧を合わせられないことで起こり、降下時に多い。耳の詰まり・痛み・難聴、まれに鼓膜穿孔。ランダム化試験3本では、飲み薬のプソイドエフェドリンは大人で効果があり子どもでは効果なし、降下前のオキシメタゾリン点鼻は有意差なし
この記事について
この記事では、一般的な医学情報とボニータクリニックの診療方針を分けてご説明しています。判断は一人ひとりの状態によって変わるため、診察の代わりにはなりません。


