ソウルで目の下のたるみ取り(下眼瞼切開)を考える方へ:目の下の影はクマ?たるみ?
目の下が暗く見える理由はいくつかあります。皮膚の色素、薄い皮膚から透けて見える血管や筋肉、そして前に出た脂肪とその下のくぼみがつくる影です。多くの人は、これらが混ざっています。脂肪が前に押し出され、下まぶたの皮膚も伸びている「構造」の問題が中心なら、下眼瞼の手術で脂肪を取り除いたり移したりし、伸びた皮膚も整える方法を検討します。色素や血管が主な原因なら、手術だけでは色はあまり変わりません。また、皮膚を切除する下眼瞼の手術では、下まぶたが下がったり外にめくれたりするおそれがあるため、まず原因とまぶたの張りを確認します。ソウルでの治療をご検討中の方は、まず写真をお送りいただければ、合いそうな方法を確認できます。

目の下はなぜ暗く見えるのですか?
目の下の影は、よく「クマ」とひとことで呼ばれます。でも実際には、原因の違う変化がいくつか重なって見えていることが多くあります。あるレビュー(多くの研究を集めて整理した論文)は、目の下のクマを、骨や靭帯(じんたい)のような深い構造、脂肪や筋肉のようなやわらかい組織、そして皮膚が一緒につくる問題として説明しています。1
- 構造がつくる影:年齢とともに、目の下の骨の縁が後ろへ下がり、頬のボリュームが減ります。すると、皮膚を骨につなぎとめている靭帯のまわりがくぼんで見えます。その上で目の下の脂肪が前に押し出されると、ふくらみの下に影ができます。特に、目頭側の下にある涙の溝で目立ちます。1
- 薄い皮膚から透ける血管・筋肉と、むくみ:下まぶたの皮膚は、体の中でもとても薄い部類です。そのため、下にある筋肉や血管の網が透けて、暗く見えます。朝や、塩分の多い食事の翌日にひどくなる目の下のむくみは、紫がかって見えることもあります。1
- 皮膚の色素:肝斑(かんぱん)、真皮(皮膚の奥の層)の色素、紫外線、アトピーや接触皮膚炎の後の色素沈着、一部の薬などが、目の下の皮膚そのものを暗くします。1
構造がつくる影と色
照明を変えると手がかりになります
天井の照明のように上から光が当たるとずっと濃くなり、正面から光を当てると薄くなる場合は、色よりも影、つまり構造の比重が大きいと考えられます。1 光の向きに関係なく同じような色に見えるなら、皮膚の色素や透ける血管も合わせて考えます。一人に二つ以上の原因が混ざっていることがよくあるため、診察ではそれぞれがどのくらいを占めるかを見分けます。
目の下がこう見えたら
下眼瞼の手術は何を扱うのですか?
下眼瞼の手術は、目の下の余分な脂肪を取り除いたり移したりし、伸びた皮膚を整える手術です。
下まぶたは、表から順に、皮膚、眼輪筋(目を閉じる筋肉)、脂肪を支える膜(眼窩隔膜)、その奥の眼窩脂肪でできています。まぶた全体は、目頭と目尻にある腱が横方向に支えています。物干しロープの両端を柱に結んであるのと似ています。年齢とともにこの支えがゆるみ、膜が弱って脂肪が前に押し出され、皮膚も伸びてきます。
レビューが挙げる手術前の確認事項は、次のとおりです。4
- 余っている皮膚の量と小じわ
- 前に出た脂肪の量と位置
- 頬骨の上のむくみ
- 下まぶたが横方向にどれだけゆるんでいるか
- 黒目の下に白目が見えているか
- 皮膚の色素
このうち、まぶたの横方向の張りと白目の見え方は、鏡ではわかりにくいものです。でも、皮膚を切除する下眼瞼の手術では特に重要です。
脂肪だけを扱いますか、皮膚も整えますか?
目の下の脂肪に届く道は、大きく二つあります。
- まぶたの裏から入る方法(経結膜):下まぶたの裏側の粘膜(結膜)から入ります。表に傷跡は見えません。
- 皮膚から入る方法(経皮):まつげのすぐ下の皮膚を切開します。脂肪と一緒に、伸びた皮膚や筋肉まで整えられます。
目の下の脂肪に届く2つの道
24の研究を集めた系統的レビュー(決まった方法で関係する研究を集めて分析した研究)は、どちらの方法も安全に行えるとまとめています。皮膚を切除する必要のない比較的若い人には経結膜が、皮膚の切開が必要な人には経皮が、より合っているとしています。2 皮膚を切開しない目の下の脂肪再配置については、目の下の脂肪再配置のガイドで別に扱います。
目の下の状態によって、まず考える方法
1脂肪が主な問題で、皮膚の余りは少ない
まぶたの裏から入り、脂肪を扱います
経結膜
2脂肪が出ていて、皮膚もたるんでいる
経皮の手術で、皮膚と筋肉まで整えます
下眼瞼の手術
3ふくらみの下にくぼみもある
脂肪を取るより、溝へ移す方法を先に考えます
脂肪の再配置
4ふくらみよりくぼみが目立つ
脂肪注入やフィラーで埋める方法を考えます
埋める方法
| 方法 | 向いているケース | 知っておきたい点 |
|---|---|---|
| 経結膜(まぶたの裏から) | 脂肪が主な問題で、皮膚の余りが少ない | 表に切開線は見えないが、伸びた皮膚への効果は小さい2 |
| 経皮(下眼瞼の手術) | 脂肪の突出と皮膚のたるみが両方ある | 皮膚・筋肉まで整える。下まぶたの支えを計画しておく必要がある24 |
| 脂肪の除去が中心 | 脂肪が多く、その下のくぼみが少ない | 取りすぎると、時間とともにくぼんで見えることがある2 |
| 脂肪の再配置 | ふくらみとその下のくぼみが両方ある | くぼんだ溝を埋めきれないこともある2 |
| 脂肪注入・フィラー | ふくらみよりくぼみが主な問題 | 注入した脂肪の生着には大きな差がある。フィラーは溶かせる12 |
脂肪はどれくらい取ればよいのですか?
以前より、ずっと慎重になりました。かつては、前に出た脂肪を切り取ることに重点が置かれていました。ところが、脂肪を取るだけでは、長い目で見ると目がくぼみ、かえって老けて見えることがあるとわかりました。そこで、脂肪を残して移す方向へ流れが変わりました。2
ただし、再配置だけでは涙の溝と頬の境目を埋めきれないこともあり、脂肪注入を加えることがあります。注入した脂肪が生き残る割合(生着率)は20〜90%と幅が大きく、結果をあらかじめ言い切ることはできません。2
皮膚を切開するとき、何に最も気をつけますか?
皮膚を切開する下眼瞼の手術で最も気をつけるのは、下まぶたの位置が変わることです。下まぶたが下がって黒目の下に白目が見えたり、目尻の形が丸くなったりすることがあります。ひどい場合は、まぶたが外側にめくれる外反(がいはん)が起きることもあります。24
下まぶたは物干しロープのように支えられる
なぜ下まぶたが下がるのですか?
原因として、次の三つが挙げられています。4
- 皮膚の取りすぎ
- 隔膜など、まぶたの内側の層にできた瘢痕(はんこん、傷あとの組織)のひきつれ
- 手術前に見落とされた、下まぶたの横方向のゆるみ
目の下の骨が奥に引っこんでいて、下まぶたがもともと低い位置にある顔は、このように下がるリスクが高いとされています。4
下がるのを防ぐために何をしますか?
このリスクを減らすため、経皮的な下眼瞼の手術では、支える処置を一緒に行う方法が広く使われるようになりました。目尻の腱を引き締めて固定したり、筋肉を上に吊り上げたりする方法です。この方法が広まってから、下まぶたが下がったという報告は大きく減りました。2
目尻を支える処置をいつも一緒に行った、経皮的な下眼瞼の手術264人の10年間の結果は、次のとおりでした。3
- 再手術が必要な、下まぶたの位置の問題:3.5%
- 結膜がむくむ結膜浮腫:12.1%
- 目のまわりの血腫(血がたまったもの):0.4%
- 切開線の小さな嚢胞(のうほう)や肉芽腫(にくげしゅ)などによる小さな修正:11.7%
最近の研究では、症状のある位置の問題が0.4%ほどと報告されることもあります。ただし、下眼瞼の研究全体で、合併症の報告が厳密ではないという限界も指摘されています。2
アジア人の下眼瞼については、まぶたの裏から脂肪を取るほうが、外からの切開よりはるかに良い結果になるという著者の意見もあります。4 実際には、皮膚の余りが少なければ経結膜を、皮膚がはっきり伸びていれば経皮を検討します。どちらが優れているかよりも、その人の皮膚と脂肪の状態に合わせることが現実的です。
回復はどのように進みますか?
ボニータクリニックでは、下眼瞼切開(目の下のたるみ取り)を手術として行います。静脈麻酔と局所麻酔を併用し、日帰りで、抜糸があります。ダウンタイムと通院の予定は、手術の範囲と個人の状態によって異なります。
下眼瞼の手術後の回復の流れ
- 手術当日静脈麻酔+局所麻酔、日帰り
- 術後すぐ腫れと内出血:冷やし方を説明
- 回復中抜糸、腫れが引きラインが自然に
- 落ち着く時期最終的なラインを確認
術後すぐは、目の下と、まぶたの裏の結膜がむくむことがあります。結膜のむくみは下まぶたを下に押す力になりうるため、早めに落ち着かせることが役立つとレビューは説明しています。4 腫れが引くにつれて目の下の輪郭が見えてきて、切開線は時間とともに目立ちにくくなります。目が乾く、涙が出る、急に見えにくくなる、片目が強く痛むといった症状があれば、すぐに知らせてください。
ボニータクリニックの考え方
流れは三つの段階で進みます。目の下の構造分析とデザイン相談(脂肪・皮膚・クマの原因の分析)、オーダーメイドの下眼瞼の手術(脂肪の除去または再配置と、皮膚の整え)、そして回復と安定までのケアです。
ソウルで相談できる治療の選択肢
ボニータクリニックでは、1995年の開院以来、ブラジルの形成外科専門医であるチョン・グァンソプ代表院長が、同じ場所で今も自ら患者を診ています。目の下のクマやたるみについて、相談では次のような選択肢をご案内します。
- 脂肪、皮膚、暗く見える原因の分析
- 脂肪の除去または再配置と、皮膚の整えを行う下眼瞼の手術
- 皮膚のたるみが少ない場合の、まぶたの裏からの目の下の脂肪再配置
- 目の上の重さも疲れた印象の一因なら、上眼瞼の手術や眉毛上リフト
どれが必要で、どの順番で行うかは、診察の後に決まります。
計画と費用が人によって違う理由
同じ「クマ」の悩みでも、必要な治療は大きく違うことがあります。計画と費用を左右するのは、手術の名前ではなく、原因と手を加える範囲です。
- 脂肪だけか、伸びた皮膚もか
- 脂肪の除去か再配置か、両方か
- 下まぶたの支持が必要か
- 上まぶたや眉の手術を追加するか
- 麻酔:静脈麻酔+局所麻酔
- 以前のフィラー・脂肪注入・目の手術
対面診察の後に最終的な計画とお見積り
最終的なお見積りは、皮膚、脂肪、下まぶたの張りを対面で確認してからご案内します。写真だけでは、どこまで手を加える必要があるかは決められません。
写真でわかること、対面診察が必要なこと
目の下は、光の当たり方で多くのことがわかるため、写真がとくに役立ちます。ただし、下まぶたの張りは写真ではわかりません。
写真でわかること
- ふくらみとその下の溝
- 天井の光と正面の光での影の違い
- 茶色の色素や青みのある色
- 小じわと皮膚のたるみ
- 昔の写真との変化
対面診察が必要なこと
- 下まぶたの張りと横方向のゆるみ
- 黒目の下に見える白目
- 目の下の骨の支え
- 以前のフィラーや脂肪の残り
- ドライアイと涙の状態
役立つ写真:正面、上を見たとき、左右45度の写真です。できれば天井の照明の下と正面からの光の下で一度ずつ、メイクをせずに撮ってください。写真と、以前に受けた目の下の治療について、メッセージでお送りいただけます。
来院と回復の計画
事前に確定しているのは、上記の案内までです。静脈麻酔と局所麻酔による手術で、日帰り、抜糸があります。ソウルでの滞在期間、抜糸の時期、通院の回数は、手術の範囲や、ほかの目の手術を組み合わせるかどうかで変わります。相談の際に一緒に計画し、個人によって異なる場合があります。
ボニータクリニックでは、最初は腫れと内出血が出やすいことと、冷やし方をご説明します。腫れが引くにつれて抜糸を行い、ラインが自然になってきます。落ち着いたところで、最終的なラインを確認します。目の下の輪郭は腫れが引く間も整っていくため、通院の時期はその経過に合わせて決めます。
帰国後、下まぶたが下に引っぱられる感じがある、目が楽に閉じない、赤み・痛み・目やにが増えるといった場合は、早めに医師の診察を受けてください。急に見えにくくなった、片目が強く痛むときは、すぐに受診が必要です。同じ照明で撮った日付入りの写真が数枚あると、どの医師でも経過を判断しやすくなります。
実際の治療例
ボニータクリニックの下眼瞼のページに掲載している写真です。写真によっては、上まぶたなどほかの部位の手術が同時に行われている可能性があり、結果には個人差があります。

目の下の脂肪がふくらみ、下に影ができていたケース(正面)

同じケースを斜めから見たところ
※ 施術前後の写真は個人によって結果が異なります。副作用が生じる可能性があるため、医師と十分にご相談のうえご判断ください。
よくある質問
クマだと思っていたのですが、下眼瞼の手術で合っていますか?
クマのように見えても、実際には前に出た脂肪とたるんだ皮膚がつくる影であることが多くあります。ただし、皮膚の色素や透ける血管が主な原因なら、手術だけでは色はあまり薄くなりません。肌の治療も合わせて考える必要があります。1 まず、色のせいか構造のせいかを確認します。
目の下の脂肪は取ったほうが良いのでは?
脂肪を取るだけでは、年齢とともにくぼんで見えることがあります。2 そのため再配置を基本とし、脂肪が多く残る場合は、状態に応じて一部の除去を併用します。
目の下の脂肪再配置と下眼瞼の手術は何が違いますか?
目の下の脂肪再配置(裏ハムラ法)は、まぶたの裏側から入り、皮膚を切開せずに脂肪を移動させる方法です。そのため、表面に切開線も抜糸もありません。下眼瞼切開は、伸びた皮膚まで整える手術で、抜糸があります。脂肪は出ているが皮膚の余りが少なければ脂肪再配置を、皮膚まで伸びていれば下眼瞼切開を検討します。
傷跡は残りますか?
皮膚から切開する下眼瞼の手術は、ふつう、まつげのすぐ下を切開します。時間とともに目立ちにくくなることが多いものの、切開線は残ります。切開線に小さな嚢胞や肉芽腫ができ、小さな修正が必要になった例も報告されています。3 切開の位置と長さは、目の下の状態を診たうえで、相談の際にご案内します。
回復にはどれくらいかかりますか?
抜糸の時期と腫れが引く期間は、手術の方法によって異なります。初めの腫れと内出血が落ち着き、抜糸が終わった後も、目の下の輪郭はしばらく整っていきます。大事な予定があれば、相談の際にお知らせください。それに合わせて計画します。
相談前に準備しておくとよいこと
- 正面、上を見たとき、左右45度の写真(できれば天井の照明と正面の光の両方で)
- 目の下が朝と夕方で違って見えるか、塩分の多い食事の翌日にひどくなるか
- 以前の目の下の治療(フィラー、脂肪注入、目の下の脂肪の手術、レーザー)と、その時期
- ドライアイや涙が出やすいか、コンタクトレンズを使っているか
- 常用している薬、特に血圧の薬と、血液をさらさらにする薬
ボニータクリニックは、ソウル市瑞草区江南大路565の3階にあり、地下鉄7号線論峴駅8番出口から徒歩約100mです。詳しくは下眼瞼のページと、中年の目の整形の概要をご覧ください。皮膚を切開しない方法は目の下の脂肪再配置のページと目の下の脂肪再配置のガイドに、上まぶたのたるみは上眼瞼のガイドにまとめています。
参考資料 (4)
本文の説明の根拠となる資料です。研究結果は一般的な傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。
- Vrcek I, Ozgur O, Nakra T. Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment. J Cutan Aesthet Surg. 2016;9(2):65-72.doi:10.4103/0974-2077.184046目の下のクマのレビュー:原因(骨・靭帯の変化による影、薄い皮膚から透ける筋肉・血管とむくみ、皮膚の色素)、上からの照明で濃く見えること、原因別の治療(メイク・美白・レーザー・フィラー・脂肪注入・下眼瞼の手術)
- Atiyeh B, Chrabieh E, Makkawi K, et al. Transconjunctival or Transcutaneous Approach for Fat-preserving Lower Lid Blepharoplasty?. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2025;13(12):e7345.doi:10.1097/GOX.000000000000734524のコホート研究の系統的レビュー:経結膜・経皮のどちらも安全に行える、経結膜は皮膚切除が不要な比較的若い人、皮膚切開が必要なら経皮が適する、脂肪を取るだけでは長期的にくぼむ、目尻の支持で下垂が減った、文献の合併症報告が不十分という限界
- Codner MA, Wolfli JN, Anzarut A. Primary transcutaneous lower blepharoplasty with routine lateral canthal support: a comprehensive 10-year review. Plast Reconstr Surg. 2008;121(1):241-250.doi:10.1097/01.prs.0000295377.03279.8d目尻の支持を併用した経皮的下眼瞼手術264人の10年の結果(抄録):再手術が必要な下まぶたの位置異常3.5%、結膜浮腫12.1%、眼窩血腫0.4%、小さな修正11.7%
- Oestreicher J, Mehta S. Complications of blepharoplasty: prevention and management. Plast Surg Int. 2012;2012:252368.doi:10.1155/2012/252368眼瞼形成術の合併症のレビュー:下眼瞼の術前評価(皮膚・脂肪・まぶたの水平のゆるみ・白目の露出)、下まぶたの下垂・外反の原因(皮膚不足・瘢痕・見落とされた水平のゆるみ)と骨の支えが弱い顔でのリスク、結膜浮腫の管理、クマの三つの要因、アジア人の下眼瞼についての著者の意見
この記事について
この記事では、一般的な医学情報とボニータクリニックの診療方針を分けてご説明しています。判断は一人ひとりの状態によって変わるため、診察の代わりにはなりません。


