ソウルで目の下のクマ・ふくらみとくぼみを相談する方へ:脂肪は取るべきか、移すべきか(裏ハムラ法)
ふくらみとその下のくぼみが一緒にある場合は、脂肪を取るよりも、移す方法をまず検討することが多いです。この影は、脂肪が多すぎるからというより、脂肪が前に押し出され、その下の溝が空いているためにできることがよくあります。そのため、脂肪を取るだけでは溝がかえって深く見えることがあります。目の下の脂肪再配置は、下まぶたの内側から、ふくらんだ脂肪をくぼみへ移す方法で、皮膚は切開しません。ただし皮膚のたるみが強い場合や、ふくらみがなくくぼみだけの場合は別の方法が合うこともあるため、まず原因を見分けます。ソウルでの治療をお考えの方は、先に写真を送っていただくと、どの方法が合いそうかを確認できます。

目の下の影はなぜできるのですか?
鏡を見ると、目の下がふくらみ、そのすぐ下がくぼんで見えることがあります。上が出っぱり、下がくぼんで高さの差ができると、その境目に影ができます。
年齢とともに起こる目の下の変化は、二つのことが一緒に起こった結果として説明されています。眼窩(がんか、目の玉が入っている骨のくぼみ)の中の脂肪が前へ押し出され、頬の組織が下へ下がります。その結果、目の下の骨の縁と涙溝(ティアトラフ)が目立ってきます。1
目の下に影ができる理由
なぜその場所がくぼんで見えるのですか?
涙溝がくぼんで見えやすいのには、解剖学的な理由があります。解剖研究では、涙溝は目のまわりの筋肉(眼輪筋)が骨に直接付いている場所でした。その外側のまぶたと頬の境目は、靭帯(組織を骨につなぎとめる丈夫なひも)で骨につながっていました。2 この場所は骨につなぎとめられているため、下に垂れるというより、皮膚と脂肪が薄くなり、上の脂肪がふくらむことで溝がより目立ってくると説明されています。2
かんたんに言うと、目の下の影の多くは、脂肪の「量」より「位置」の問題です。上では脂肪が飛び出し、下では支えるボリュームが足りない状態です。皮膚の色素で暗く見える場合もあるため、色が原因か、構造が原因かをまず見分けます。
このような場合はご相談をおすすめします
目の下の悩みは、見た目によって、よくある原因と確認することが違います。
今の状態によって確認すること
1ふくらみとくぼみが一緒にある
押し出された脂肪と空いた溝、両方の程度を見ます
脂肪の再配置
2脂肪を取った後のくぼみ・しわ
ボリュームが減った状態。残った脂肪と皮膚を見ます
再手術の相談
3手術後に再びふくらんだ
残った脂肪が再び出てきた状態。以前の方法を確認します
再手術の相談
4フィラー・脂肪移植の後のでこぼこ
入れた物質が不均一な状態。残り方をまず確認します
診察後に決定
時間とともにくぼみが深くなる場合もあります。よくある原因はボリュームの減少と頬の組織の下がりなので、くぼみの範囲と皮膚の厚さを確認します。
脂肪を「移す」とはどういうことですか?
目の下の脂肪再配置(裏ハムラ法)は、結膜(下まぶたの裏側をおおう粘膜)からアプローチする手術です。押し出された脂肪は切り取らず、目の下の骨の縁を越えて、くぼんだ溝(ティアトラフ)のほうへ移動させて広げます。溝が深い場合は、脂肪をなくすより、骨の縁を越えて上顎骨の前へ移すほうが有利だという原理から始まった方法です。1
下の断面図では、左がふくらんだまぶた側、右が溝の側です。
脂肪を移す道すじ
移した脂肪はどこに置くのですか?
移した脂肪は、骨膜(骨をおおう薄い膜)の下につくったポケットに入れることも、骨膜の上に広げることもあります。両者を比べた研究をまとめたレビューでは、骨膜の上に置く方法は手早い一方で、腫れやあざ、術後早期の一時的なでこぼこが多くなりました。最終的な結果は同程度と報告されています。3 また、移した脂肪の固定のしかたによっては、脂肪が再び押し出されたり、位置がずれたりすることがあると指摘されています。3
移した脂肪はそのまま残りますか?
脂肪は血流がつながったまま場所を移しますが、一部は時間とともに減ることがあります。24人を観察した初期の報告でも、移した脂肪の減り方には個人差がありました。1〜2か月の回復期間を経て、輪郭と質感が落ち着きました。1
取る・移す・皮膚を整える、どれが合いますか?
同じ「目の下の脂肪」でも、ふくらみ、くぼみ、皮膚のたるみがどう混ざっているかによって、合う方法が変わります。
取るだけの場合と移す場合
目の下の悩みに応じた方法の比較
| 方法 | 合いやすいケース | 知っておきたい点 |
|---|---|---|
| 脂肪の除去のみ | ふくらみがあり溝のくぼみが少ない | 溝が深いとかえってくぼんで見える |
| 脂肪の再配置 | ふくらみと溝のくぼみが一緒にある | 移した脂肪の一部が減ることがある |
| 皮膚切除も併用(下眼瞼) | 皮膚がたるみ、細かいしわが多い | 皮膚側に切開線ができる |
| フィラー | くぼみが軽く、ふくらみが少ない | 効果は一時的で、繰り返しが必要 |
レビューでは、溝が深い場合、皮膚がたるんでいる場合、長く続く結果を望む場合には、脂肪再配置が向くとしています。程度が軽い場合や、回復の時間が取りにくい場合は、ヒアルロン酸フィラーも考えられます。3 ただし脂肪が押し出されていると、フィラーだけでは効果が限られます。フィラーの持続は6か月から2年ほどと報告されており、繰り返し注入する必要があります。3
ボニータクリニックでは再配置を基本とし、必要に応じて脂肪の一部除去を併用します。皮膚がたるんでいる場合は、下まぶたの皮膚を整える下眼瞼手術も検討します。こちらは下眼瞼のページと下眼瞼ガイドで別にまとめています。
フィラーや脂肪移植の後に、目の下の表面がでこぼこしている場合もご相談いただけます。まず、残ったフィラーや脂肪がどこに、どんな状態であるかを確認し、それから方法を決めます。成分のわからない物質が残っている場合は、目・眉間・鼻のフィラー除去ガイドも参考になります。
回復はどのように進みますか?
ボニータクリニックでは、目の下の脂肪再配置を静脈麻酔(リラックス麻酔)による手術として行い、当日にご帰宅いただけます。結膜側からアプローチして皮膚を切開しないため、抜糸はありません。ダウンタイムと通院の日程は、手術の範囲と個人の状態によって異なります。
| 時期 | よくある変化 | クリニックで行うこと |
|---|---|---|
| 手術直後 | 腫れやあざが出ることがある | 冷やし方の案内 |
| 回復期 | 腫れが引き、目の下が均一に落ち着く | 経過の確認 |
| 落ち着く時期 | 移した脂肪がなじむ | なじんだ形の確認 |
どんな副作用が起こりえますか?
33件の研究(4671人)をまとめたメタ解析(たくさんの研究を集め、結果を計算し直した研究)では、目の下の脂肪移植・再配置の後の合併症は、全体で11.2%でした。内訳は次のとおりです。4
- 矯正が足りない、または輪郭がでこぼこする:6.2%
- 血腫(血がたまったもの)・腫れ・あざ・にじむ出血:6.2%
- もう一度手術を受けた:2.4%
100人のうち約11人に大小の問題があり、2〜3人がもう一度手術を受けたことになります。レビューでは、黒目の下に白目がのぞく状態、下まぶたが外へめくれる外反、感染、小さな肉芽腫(炎症でできる小さなしこり)、まぶたの感覚の低下、ドライアイも報告されています。3
まれでも大切なこと:眼窩内の出血
美容目的のまぶた手術26万件余りを調べた調査では、眼窩内の出血は0.055%、回復しなかった視力低下は0.0045%でした。どちらもまれです。ただし多くは術後24時間以内、特に3時間以内に起こり、高血圧、アスピリンの服用、術後の嘔吐、活動量の増加をともなうことが多くありました。5
そのため、次のことをお願いしています。
- 降圧薬や、血液をさらさらにする薬を飲んでいる場合は、事前にお知らせください。
- 手術当日は無理な活動を避けてください。
- 片方の目が強く痛む、腫れる、見えにくい場合は、すぐにクリニックへ連絡してください。
ボニータクリニックの考え方
ボニータクリニックの進め方
- 1原因の確認脂肪が多いのか、押し出されたのか
- 2再配置結膜側から、皮膚は切開しない
- 3骨膜に固定移した脂肪を溝の下の骨膜に
- 4経過の確認移した脂肪のなじみ方を確認
ソウルで相談できる治療の選択肢
ボニータクリニックは1995年の開院以来、同じ場所で診療を続けています。ブラジル形成外科専門医のチョン・グァンソプ代表院長が、自ら診察し、手術します。目の下のふくらみとくぼみについて相談できるのは、診療ページに記載されている次の内容です。
- 結膜側からの目の下の脂肪再配置と、移した脂肪の骨膜への固定
- 必要に応じた脂肪の一部除去の併用
- 皮膚のたるみもある場合の下眼瞼手術
- 以前のフィラー・脂肪移植や目の下の手術の後のでこぼこの評価
どれが必要かは、診察の後に決まります。
方法と費用が人によって変わる理由
同じ「目の下のふくらみ」でも、必要な手術は人によって違います。名前よりも、どこまで手術が必要かが、計画と費用を左右します。
- ふくらみだけか、くぼみも一緒か
- 再配置のみか、一部除去を併用するか
- 皮膚切除も必要か
- 以前の手術・フィラー・脂肪移植
- 麻酔:静脈麻酔
対面診察の後に最終的な計画とお見積り
最終的なお見積りは、対面診察で脂肪の量、溝の深さ、皮膚の状態を確認した後にご案内します。
写真でわかること、対面診察が必要なこと
写真は最初の確認に役立ちます。ただ、大切な判断のいくつかは、目を動かしたときのまぶたの変化や、組織の手ざわりで決まります。
写真でわかること
- ふくらみと、その下の影の線
- 左右の差
- 細かいしわと皮膚のきめ
- フィラーや脂肪の後のでこぼこ
対面診察が必要なこと
- 上を見たときの脂肪のふくらみ
- ふくらみの下の溝の深さ
- 下まぶたの張りと皮膚のたるみ
- 残ったフィラーや脂肪の手ざわり
- ドライアイなど目の状態
役立つ写真は、正面を見たもの、上を見たもの、左右45度のものです。メイクをせずに撮り、できれば一枚は上からの光で影がわかるようにしてください。フィラー、脂肪移植、以前の目の下の手術を受けたことがあれば、おおよその時期も添えてください。写真とこれまでの施術歴をメッセージでお送りいただければ、先に拝見します。
来院と回復の計画
事前に決まっているのは、上でご案内した内容です。静脈麻酔での手術、当日の帰宅、抜糸がないことです。ソウルにどのくらい滞在するか、いつ経過を見せに来るかは、手術の範囲によって変わります。これらは相談の際に一緒に決めます。
眼窩内の出血はまれですが、多くは最初の一日のうちに始まります。そのため、手術当日の夜は静かに過ごし、クリニックに連絡しやすい場所にいると安心です。腫れやあざは早い時期によく見られ、移した脂肪の最終的な輪郭は、時間がたってから判断します。日付入りの回復写真を残しておくと、帰国後に役立ちます。赤み・痛み・腫れが落ち着かずに強くなる場合や、見え方が変わった場合は、早めに医師の診察を受けてください。
実際の治療例
ボニータクリニックの目の下の脂肪再配置のページに掲載されている症例です。結果には個人差があります。

目の下がふくらみ、その下に影ができていたケース(正面)

同じケースを斜めから見た様子
※ 施術前後の写真は個人によって結果が異なります。副作用が生じる可能性があるため、医師と十分にご相談のうえご判断ください。
よくある質問
目の下の脂肪は取ったほうが良いのでは?
ふくらみがあり、下のくぼみがほとんどなければ、取る方法が合うこともあります。くぼみも一緒にある場合は、脂肪を取ると溝がより深く見えることがあります。そのため、ボニータクリニックでは再配置を基本とし、状態に応じて一部の除去を併用します。
傷跡は残りますか?
結膜の内側からアプローチするため、皮膚には切開線が見えません。ただし、皮膚のたるみもあって下眼瞼手術で皮膚を整える場合は、その部分でまつげのすぐ下に切開線ができます。
フィラーや脂肪移植の後にでこぼこしていても受けられますか?
はい、診察を受けていただけます。残ったフィラーや脂肪の位置と状態によって、方法が変わります。いつ、何を、何回受けたかをお知らせください。
以前に脂肪を取ったのに、くぼんだり、再びふくらんだりしました。
脂肪を取った場所にしわやくぼみが残った場合も、手術後に再びふくらんだ場合も、ご相談いただけます。再手術は、初回の手術とは条件が違います。残っている脂肪の量と位置、以前の手術方法を確認し、移せる脂肪が十分にあるかを見ます。
回復にはどれくらいかかりますか?
腫れが引く期間は、人によって異なります。あざや腫れは早い時期によく見られ、移した脂肪がなじんだ形は、時間がたってから判断できます。大切な予定がある場合は、カウンセリングの際にお知らせください。
相談前に準備しておくとよいこと
- 目の下の手術・フィラー・脂肪移植の経歴:いつ、何を、何回
- 服用中の薬、特に降圧薬や、アスピリンなど血液をさらさらにする薬
- ドライアイなど、目の病気で治療を受けたことがあるか
- 正面を見た写真と上を見た写真、上からの光で影がわかる写真
- 大切な予定があれば、その日付
ボニータクリニックは、ソウル市瑞草区江南大路565 3階にあり、地下鉄7号線 論峴駅8番出口から徒歩約100mです。詳しくは目の下の脂肪再配置のページをご覧ください。皮膚のたるみもある場合は下眼瞼と下眼瞼ガイド、上まぶたや二重が気になる場合は目の整形と二重・目元切開・眼瞼下垂のガイドをご覧ください。
参考資料 (5)
本文の説明の根拠となる資料です。研究結果は一般的な傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。
- Goldberg RA. Transconjunctival orbital fat repositioning: transposition of orbital fat pedicles into a subperiosteal pocket. Plast Reconstr Surg. 2000;105(2):743-748.doi:10.1097/00006534-200002000-00044症例報告(抄録):目の下の加齢変化は眼窩脂肪の突出と頬の組織の下垂が重なって起こり、溝が深い場合は脂肪を取るより眼窩の縁を越えて移すほうが有利という原理、結膜側からのアプローチと骨膜下のポケット、移した脂肪の吸収の個人差と1〜2か月後の輪郭(24人を観察)
- Haddock NT, Saadeh PB, Boutros S, Thorne CH. The tear trough and lid/cheek junction: anatomy and implications for surgical correction. Plast Reconstr Surg. 2009;123(4):1332-1340.doi:10.1097/PRS.0b013e31819f2b36献体による解剖研究(抄録):涙溝は眼輪筋が骨に直接付着する場所で、まぶたと頬の境目は靭帯で骨につながり、皮膚と脂肪が薄くなり眼窩脂肪がふくらむと溝が目立つという根拠。断面図の根拠
- Christodoulou S, Tzamalis A, Tsinopoulos I, Ziakas N. Surgical and Non-Surgical Approach for Tear Trough Correction: Fat Repositioning Versus Hyaluronic Acid Fillers. J Pers Med. 2024;14(11):1096.doi:10.3390/jpm14111096レビュー(全文):脂肪再配置とヒアルロン酸フィラーの適応、結膜側と皮膚側のアプローチ、骨膜上と骨膜下への移動の違い(骨膜上は速いが腫れ・あざ・一時的なでこぼこが多く、最終結果は同程度)、固定の方法、フィラーの持続期間(6か月〜2年の報告)、手術の合併症
- Xu Z, Zheng F, Zhao X, et al. Complications of Fat Grafting and Repositioning for Correction of Lower Eyelid Pouch With Tear Trough Deformity or Lid-Cheek Junction: A Systematic Review. Ann Plast Surg. 2024;93(3):e9-e25.doi:10.1097/SAP.0000000000004022系統的レビューとメタ解析、33件・4671人(抄録):目の下の脂肪移植・再配置後の合併症は全体で11.2%、矯正不足や輪郭の不整6.2%、血腫・腫れ・あざ・出血6.2%、再手術2.4%
- Hass AN, Penne RB, Stefanyszyn MA, Flanagan JC. Incidence of postblepharoplasty orbital hemorrhage and associated visual loss. Ophthalmic Plast Reconstr Surg. 2004;20(6):426-432.doi:10.1097/01.iop.0000143711.48389.c5美容目的のまぶた手術269,433件の調査(抄録):眼窩内出血は0.055%、回復しなかった視力低下は0.0045%とまれだが、多くは術後24時間以内、特に3時間以内に起こり、高血圧・アスピリン・嘔吐・活動量の増加をともなうことが多かった
この記事について
この記事では、一般的な医学情報とボニータクリニックの診療方針を分けてご説明しています。判断は一人ひとりの状態によって変わるため、診察の代わりにはなりません。


